18世紀末、英国のアマチュア鉱物学者が黒い磁性をおびた砂が未知の元素を含んでいる事を発見し、1795年にウランの発見で
有名なドイツの科学者がこのルチル鉱の組成、物性調査を行い新しい金属の酸化物であるとの結論に達しチタニウムと命名し現在
にいたっています。
W.J.Krollによって製造が確立されここ70年余りは殆どが白色酸化チタン顔料の歴史でした。

1920年以前は塗料、絵の具の白色原料には鉛白、酸化亜鉛、リトポンなどが使われていましが酸化チタンの持つ白さ、隠ぺい性、
着色力の優れた特性においては、製法・品質の更なる改善によって他の原料の追従を許さない確固たる地位を築きました。 

1972年に世界で始めて日本の東京大学の教授が酸化チタンの光触媒活性を発見し現在に至ります。更に近年無機イオン交換体・
超微粒子、など多機能性物質としての使途が見出されており、単なる白色顔料から非顔料の新たなる分野への脱皮が始まりまし
た。



大まかに2種類の結晶がありルチル型とアナターゼ型に分かれ、 結晶構造が違いますが化学式は同じTiO2で示されます。

ルチル型
白色顔料や塗料に使用  (触媒反応をあえて抑えてあります)
アナターゼ型
光触媒、コーティングに使用  (触媒反応が強い)
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